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新茶の季節に豊田のお茶をPR/伝統技術を次の世代に 手揉み講習会/豊田市茶業組合

2014.05.01

八十八夜を明日に迎える5月1日、豊田市茶業組合は豊田市豊栄町にある茶農家石川哲雄さんの製茶工場で手もみ製茶加工講習会を行い、同組合員をはじめ県や市、JAあいち豊田などの関係者約40人が出席した。

同組合では、昭和45年ごろから手もみによる製茶技術の向上と伝統技術の継承を目的にこの講習会を開いている。製茶作業で機械化が進んでも、香りや手の感触で茶葉の状態を見極める技術は不可欠なため、若い農家を中心に講習会で学んでいる。また、地域住民なども招き、新茶の季節の到来を消費者へPRしている。

この日は、同市渡刈こども園の年長園児55人が同組合員から葉の摘み方を教えてもらいながら新茶の茶摘み体験をしたあと、太田稔彦豊田市長や同JAの柴田文志組合長らが、お茶のうまみ成分を引き出しながらゆっくり乾燥させる作業「葉振い」や「練りもみ」を体験。焙炉(ほいろ)と呼ばれる茶温を約37度に保つ箱状の作業台で、力を入れて茶葉を練りながら、お茶の香りを楽しんだ。同組合の山内祥正組合長は「今年は気候も安定し新芽も順調。味も香りも期待できる新茶ができるので、ぜひ豊田茶を飲んでいただきたい」と話していた。

豊田市茶業組合は、主に同市豊栄町・住吉町・吉原町など26戸の農家で構成され、約37ヘクタールでお茶を栽培。全国・関西・県の品評会で優秀な成績を上げるなど優良な産地として知られる。抹茶の原料となるてん茶を中心に、年間約320トンの生葉を生産。今年度、同組合の創立50周年の節目の年を迎え、組合員が力を合わせ優良茶の製造や安全・安心なお茶作りに努めている。