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故人の布団を供養/お経と雅楽で思いを強く/株式会社JAあいち豊田サービス

2020.09.17
 JAあいち豊田の子会社で葬祭事業を営む株式会社JAあいち豊田サービスは9月17日、豊田市上郷町のやすらぎホール上郷で布団供養祭を行いました。同社で葬儀をした組合員向けに処分に困った布団を供養しようと始めたサービスで、3年目を迎えます。
 この日は、30件58組の布団が祭壇の周りを埋め尽くし同社社員が焼香をしました。昨年度まで、同市広美町の聞名寺の住職がお経を唱えて終わっていましたが、今回は新しい試みとしてお経の合間に雅楽を取り入れることにより荘厳な雰囲気を演出し、供養に対する思いを強くしました。これは、住職の面識がある雅楽奏者に声をかけて実現したものです。演奏に使用した楽器「笙」(しょう)は、雅楽で中心となる楽器のひとつです。天空から差し込む光を表現し、魂を鎮める意味合いが含まれています。同社の今泉康司副センター長は、「コロナ禍の影響がある中、新しい取り組みをして他とは違う葬儀の形を提供していきたい」と話しました。
 次回、布団供養祭は2021年3月にやすらぎホール上郷で予定しています。
 
写真=お経と雅楽で故人の布団を大切に供養する住職ら