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イチジク品評会/鶴田猛士さんが金賞/豊田市農産物ブランド化推進協議会

2020.09.18
 JAあいち豊田や豊田市などで構成する豊田市農産物ブランド化推進協議会は9月18日、同市広路町のイオンスタイル豊田で豊田市農林畜産物品評会「いちじくの部」を開きました。同JAいちじく部会のイチジク「桝井ドーフィン」が23点出品され、同市和会町の鶴田猛士さんが金賞に輝きました。
 これは、農家の栽培技術向上と、消費拡大につなげようと毎年愛知のいちじくの日である9月19日前後に行っているものです。この日は、同店フードコートの一角に特設会場を設けて、審査会が行われました。愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員や市場関係者ら4人が審査員を務め、色・形・食味などを一つ一つ時間をかけながら賞を選びました。16度を超えると十分な甘さとされる糖度は、最高で18.6度のイチジクもあり、高品質なものがずらりと並びました。審査の結果、銀賞に同市広美町の中村若代さん、銅賞に同市和会町の岩崎澄雄さん、店長賞は名古屋市熱田区の樋江井守さんが受賞しました。同農業改良普及課の原良将技師は「イチジクが好む温度が少し和らいでいるが、出品されたものは糖度の高いものばかりだ」と高評価でした。今回出品されたイチジクは、地産地消の推進と消費拡大のため、同店の販促品として使われます。
 同部会は51人が所属し、合わせて7.4ヘクタールで品種「桝井ドーフィン」「サマーレッド」を露地栽培しています。今年は約74トンを出荷する予定です。
 
写真=イチジクを丁寧に審査する審査員ら