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サクサク食感の柿「太秋」/10月7日から出荷スタート

2020.10.05

 JAあいち豊田柿部会は10月7日から柿「太秋」の出荷を始めます。8月の高温で、病害虫の発生が心配されたが、被害は少なく品質は良好。同部会の最初の出荷品種として好調なスタートとなります。
 同月5日には、豊田市四郷町にあるJA選果場で目ぞろえ会を開きました。部会員や市場関係者、JA職員など12人が参加。部会員が持ち寄った柿「太秋」をサンプルに、赤色度や等級基準などの出荷規格を統一しました。食味の確認では、サクサクとした食感、青みが残っていながら糖度がしっかりあるといった太秋の特徴がしっかり感じられました。愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の原良将技師は「出荷を続けて「太秋」もかなり認知されてきました。農家が丹精込めて育てた秋の味覚をたくさんの消費者に味わってほしいです」と話していました。柿「太秋」が店頭へ並ぶのは8日から。その後、品種を変えながら12月上旬まで出荷が続く予定です。
 同部会は7人の農家が268.5㌃で柿「太秋」「富有」「次郎」「富士柿」を栽培。今年は合わせて、昨年の2倍である約20㌧の出荷を予定しています。また、同部会では規格外品を加工用として買い取り「柿ようかん」などにして、販売。農家所得向上にも力を入れています。

写真=出荷規格を確認する部会員ら