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昨年の倍近くの人形集まる/人形供養祭

2020.10.11

 JAあいち豊田の子会社で葬祭事業を扱う株式会社JAあいち豊田サービスは10月11日、豊田市上郷町にあるやすらぎホール上郷で人形供養祭を開きました。コロナ禍の自粛生活で多くの人が家の整理を行った影響もあり、人形を持ち込んだ世帯は昨年より倍近く多い338世帯にのぼり、志納料は過去最高の522,000円が納められました。
 これは、大切にしてきた手放しがたい人形を心を込めて供養しようというもの。同社が、社会貢献活動の一環として管内にある5葬祭ホールのいずれかで毎年初夏に開いているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でこの時期の催行となりました。
 この日は、家族連れなど多くの人が訪れ、同ホールの祭壇の周りに飾られた人形に、手を合わせ焼香しました。来場者の1人は「大切な人形を丁寧に供養してもらえてありがたい」と話していました。正午からは供養式を開き、真宗大谷派の浄願寺住職がお経を上げました。密を避けるため、来場者の参加は控え、全体を代表して同社の杉本泰章常務が焼香しました。
 同15日には、同社の役員らが志納料を納めた方々を代表して志納料全額を豊田市社会福祉協議会へ寄付する予定です。

写真=人形に向かって手を合わせる来場者