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柿の中心品種「富有」「次郎」/出荷スタート

2020.10.15

 JAあいち豊田管内では、中心品種の柿「富有」と「次郎」の収穫が続々と始まり、同JA柿部会が、10月19日から出荷を始める予定です。ここ最近の日中の暑さが心配されたが、影響はほとんどなく順調です。
 同部会は、15日に豊田市四郷町にある同JA選果場で目ぞろえ会を開きました。部会員や市場関係者、JA職員など12人が参加。部会員が持ち寄った柿をサンプルに、赤色度や等級基準など出荷規格を統一しました。JA営農指導課の都築孝太郎主幹は「目ぞろえ会で決めた規格と基準をしっかり守って、消費者においしい柿を届けてほしい」と話していました。ほかにも同部会では、干し柿用の渋柿「富士」を16日から出荷します。
 同部会は7人の農家が268.5アールで柿「太秋」「富有」「次郎」「富士柿」を栽培。今年は合わせて、昨年の2倍である約20トンの出荷を12月上旬まで予定しています。ほかにも、規格外品を買い取り加工用として「柿ようかん」などを作り、販売。農家所得向上にも力を入れています。
 また、みよし市果樹組合共選柿部では、14日から「富有」21日から「次郎」を、富有と次郎を掛け合わせて作られた柿「陽豊」は23日から出荷が始め、すべての柿が出そろう予定です。

写真=出荷規格を確認する部会員ら