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高品質で豊作/ハクサイ出荷開始

2020.10.30
 JAあいち豊田猿投白菜部会は10月29日からハクサイの収穫、出荷を始めました。11月下旬から12月上旬に出荷最盛期を迎え、1月中旬まで続く予定です。今年のハクサイは、天候に恵まれ、高品質で豊作。順調なスタートを切りました。
 10月30日、豊田市上原町の約140アールの畑では、同部会員の早野敦喜さん(27)が丁寧にハクサイを収穫。包丁を使い、一玉ずつ切り取り、その場で重さをはかりサイズごとに段ボールに詰めていきました。ハクサイの鮮度を保つため、市場が休みの日以外は、収穫したその日に同JA猿投営農センターに持ち込み出荷され、次の日にはスーパーなどの店頭に並びます。早野さんは「病気はほとんどなく、良好なハクサイができた。鍋に入れて家族みんなで味わってほしい」と話していました。
 今日収穫した品種は「晴黄」で、芯が黄色く葉が柔らかいことが特徴。ほかにもカット販売を想定し、中心部がきれいな黄色で、甘みやうまみが強い品種「黄ごころ」「きらぼし」を主体に栽培します。また、栽培履歴の記帳やJAあいち版GAP(食品衛生)に取り組み、安全・安心で環境に配慮したハクサイ作りに力を入れています。
 同部会は、13戸の農家が所属。合わせて約9.9ヘクタールで黄芯系品種を中心に栽培している。厳選された品質の良いハクサイとして市場の評価も高い。昨年は約687トンを出荷。今年は栽培面積が増え、690トンの出荷量を見込んでいます。
写真=一つ一つ丁寧に収穫する早野さん