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2,968グラムの大玉で梅村徹さんが愛知県知事賞/第20回ジャンボ梨コンテスト

2020.11.05
 JAあいち豊田梨部会は11月5日、豊田市広路町にあるイオンスタイル豊田で晩生品種の梨「愛宕」の重量を競う「第20回ジャンボ梨コンテスト」を開きました。20点の出品があり、最高位の愛知県知事賞は、同市乙部町の梅村徹さんが育てた、重さ2,968グラム、胴回り58.5センチメートルの梨が輝きました。
 この日は、同部会で梨「愛宕」を栽培する生産者のうち19人が各1点を出品したほか、同JA管内の県立猿投農林高等学校の生徒が、実習で育てた梨1点を合わせて出品しました。審査員を務めた愛知県豊田加茂農林水産事務所の職員らが重量と胴回りを測定。今年は台風が少なく天候にも恵まれ、2キログラム以上の大玉が多く出品されました。知事賞を受賞した梅村さんは「初めての1位でとてもうれしい。今後も丁寧な栽培を心がけていきたいです」と話していました。
 同コンテストは、日ごろ高品質な梨作りを目指す部会員が、梨「愛宕」の重量を競うことで生産技術の向上を図り、来季にむけ生産意欲を高めることが目的。コンテスト優勝の梨は、翌日の同月6日に同市高崎町にある愛知県中央青果株式会社豊田市場でせりにかけられ、出荷される予定です。
 同部会は、同市猿投・上郷地域の45人が所属し、合わせて28.5ヘクタールで栽培。「愛宕梨」は、26人が281アールで栽培しています。今年の梨は全品種で400トンの出荷を見込んでいます。
写真=梨を測定するJA石川組合長と審査員