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「春の七草」出荷スタート/無病息災を願って

2021.01.05

 豊田市松平志賀町にあるJAあいち豊田松平営農センターは1月2日から4日までの3日間、1年間の無病息災と長寿延命を願う春の七草の出荷作業を行い、約27,000パックを出荷しました。「松平の七草粥セット」としてスーパーなどの店頭に並びます。
 今年は病害虫の発生が少なく品質は良好で、松平地域の特産セリを中心にボリューム十分の出来となりました。
 この日は、春の七草を食べると良いとされる正月7日の朝に間に合わせて6日までに店頭に並ぶように、JA職員やアルバイト合わせて各日、約30人が出荷作業をしました。JAセリ・七草部会の部会員が持ち込んだ七草を、ベルトコンベアーを使い流れ作業で丁寧にパックに詰めて、豊田・名古屋・岡崎の市場などに「松平の七草セット」として出荷します。同部会の安藤源部会長は「生育が進み病気が心配だったが、仕上がりは上々。多くの人に食べてもらいたい」と話していました。
 同部会は、5戸の農家が合わせて約1ヘクタールで栽培。同地域はセリ栽培が盛んなことを契機に1984年から「春の七草」を出荷を始めた産地で、ボリュームがあり7品目のバランスが良いと人気が高い。同パックのほか、地元産米の「ミネアサヒ」と地元農家が漬けた梅干を詰め合わせた「七草がゆセット」(1セット1,550円郵送料込)の予約を昨年末に受け、今年は約570セットを発送しました。

写真=松平産「松平の七草粥セット」を持つ安藤部会長