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小麦「きぬあかり」青空教室開く/葉色もよく生育は順調

2021.01.20

 豊田市上郷町にあるJAあいち豊田上郷営農センターは1月20日、「令和3年産小麦青空教室」を開き、麦栽培農家とJA職員ら合わせて24人が参加しました。今作は、12月に雨が少なく生育の遅れが心配されましたが、現在は葉色も良く順調に生育しています。
 この教室は、品質の良い小麦を作るために開くもので、今後の追肥や排水対策などを指導しています。この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の髙橋由美専門員が、今年の気温状況や現在の生育状況などを説明しました。11月上旬には種したほ場は、6月上旬に収穫を迎えます。髙橋専門員は、「気温が高くなり雨が多くなると病気になりやすい。排水対策をしっかりと行い、病気に気をつけてほしい」と話していました。次回は、2月下旬に同教室を開く予定です。
 JA管内では、収量性が高く病気や湿害に比較的強い小麦「きぬあかり」を中心に栽培。令和2年産小麦は902ヘクタールで小麦を栽培し、約4301トンを出荷しました。

写真=小麦の生育を確認する専門員