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宿泊施設のテレワーク利用でお茶プレゼント/お茶農家へ新たな支援

2021.02.02

 JAあいち豊田や行政などで構成する豊田市農産物ブランド化推進協議会は2021年2月から、豊田市ホテル旅館組合と協力し新型コロナウイルスの影響を受けたお茶農家の新たな支援を始めました。同組合に加盟する宿泊施設でテレワーク向けのデイユースプランの利用者に同市産のお茶とお茶を使った焼き菓子をプレゼントします。「ティータイムセット」と名付けて、500セットを用意しました。
 これは、市内お茶農家の支援とブランド化を進めるお茶のPR、地産地消が目的。仕事をしながら地元のお茶で一息ついてもらおうと、テレワーク向けのプランを取り扱う約10の宿泊施設でスタートし、今後拡大する予定です。
 ティータイムセットは、同市吉原町にある「碧園 お茶の純平」の抹茶入り緑茶ティーパックと、同町の「高香園」が作る手摘み抹茶とほうじ茶を使った焼き菓子のセット。同市は抹茶の原料となるてん茶の産地。セット内容にも、抹茶を取り入れました。
 この活動に参加する同市喜多町の豊田プレステージホテル経営企画室の稲熊徳磨室長は「豊田市はお茶をはじめ良いものがたくさんある。コロナ禍を契機に、今一度地元に目を向けてもらいたい」と話していました。また、同市のお茶農家で構成する豊田市茶業組合の籔押通之組合長は「とよた茶の消費拡大につながる取り組みはありがたい。今後も良いお茶を作り、多くの人に味わってもらいたい」と話していました。

写真=テレワーク向けプランの利用者にプレゼントするティータイムセット