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もち米の粒で色付け/三河の郷土料理おこしもの作り

2021.03.01

 JAあいち豊田ふれあい振興課は、豊田市高橋町にある同JA高橋テラスで3月1日に、桃の節句にお供えするおこしもの作りを開き、JA女性部豊田支部小坂手芸クラブのメンバー12人が参加しました。おこしものとは、熱湯でこねた米粉を、いろいろな種類の木型で成型し、食紅などで着色し蒸したもの。三河地方で古くから伝わる郷土料理です。
 これは、同クラブが毎年この時期に行うもの。この日は、1人1キロの米粉をこねて、鯛や桜などの木型を使い、たくさんのおこしものを作りました。色付けは、成型後に筆で直接色を塗るか、米粉と食紅を混ぜてこねたものを使って図案を描くことが一般的。しかし今回は、蒸す前のもち米一粒一粒に色を付け、色付けしたい型の部分へパラパラと置くことで、手間も省ける簡単な色付けに挑戦。参加者は「こねるのは大変だったが、きれいに仕上がったので、家族と食べるのが楽しみ」と話していました。
 JAは、女性組織として女性部・ミューズ・助け合いの会があり、女性部は、管内8つの支部で構成しています。支部ごとにいろいろな教室があり、手芸の他、料理や絵手紙などの活動をしています。

写真=おこしものを成型する女性部員