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ニーズに合った農業を/農ライフ創生センター開講式

2021.03.04

 JAあいち豊田と豊田市が共同運営する「豊田市農ライフ創生センター」は3月4日、豊田市西町の同JA本店で農作物栽培技術研修開講式を開きました。同センターには、受講生のニーズに応じた3つのコースがあり、20歳代から60歳代の合わせて61人が入講。女性の参加も多く、27人が農業を学びます。
 同センターは、定年退職者などを新たな農業の担い手として育成し、「生きがい型農業」の実践を支援することで、遊休農地の活用と高年齢者の生きがいづくりを目的としています。今年は、2年間で本格的に農業を学ぶ「担い手づくりコース」に22人、農業を楽しみたい人が1年間学べる「生きがいづくりコース」に37人、果樹農家として独立自営を2年間で目指す「桃・梨専門コース」に2人が入講。市内4カ所の研修所で、平坦地や中山間地の地域に合った農業を学んでいきます。JA石川尚人組合長は「農業にはいろいろな瞬間がある。新しい発見や感動を通じて、楽しい農ライフを過ごしてほしい」と話していました。
 同センターは2004年4月に開講して以来、700人以上が修了し、同JA生産部会には300人が加入。前年度の修了生では8割以上が就農し、地域農業を支えています。

写真=祝いの言葉を述べる同JA石川組合長