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豊田市長から要望書の回答受け取る/地域農業振興へ行政と連携

2021.03.17

 JAあいち豊田は3月17日、豊田市西町のJA本店で太田稔彦豊田市長から農業振興にかかる要望書の回答を受け取りました。JAは、昨年9月に同市に5項目にわたる要望を提出。持続可能な地域農業の実現に向け、行政と連携を強化し取り組みを進めます。
 この日は、太田市長をはじめ同市農政関連部署の職員がJAを訪問しました。JAからは石川尚人代表理事組合長ら4人が出席。石川組合長が同市長から直接回答を受け取りました。
 今年度要望したのは、果樹産地維持・拡大に向けた支援、中山間地域の活性化に向けた取組、ICTを活用したスマート農業の推進など全5項目。それぞれの項目について市職員が対応と予算への反映、国や県の補助制度の活用などを説明しました。太田市長は、「市内では多様な農業が行われている。その豊かさを守るためにも、JAと一緒に取り組んでいきたい」と話しました。また、JAの石川組合長は、「農家所得向上を第一に考え、要望をまとめた。市と同じ方向を向いて、中山間地を含めた農業振興を進めていきたい」と話しました。
 JAは2017年度から10年間、平坦地域や中山間地域など地域の特性に応じた農業振興ビジョンを示し、実現に向け取り組んでいます。今後も、組合員の声や農業振興に関するJAの取り組み方針を行政に伝え、農政に反映してもらう活動を続けていきます。

写真=要望書の回答を受け取るJA石川組合長(左)