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時間をかけた直接指導で農家を手助け/イチジク栽培指導会

2021.05.10

 JAあいち豊田いちじく部会は、1~3年目の新部会員を対象に栽培指導会を年4回開いています。イチジクは穂木を定植して1年では実らないため、2年目の夏が初めての出荷になる。JAは、部会員の熟練度に応じた栽培管理を手厚くサポートすることで、さらなる生産拡大を目指します。
 5月10日は、JA営農指導員と豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員が、今夏初出荷を控える部会加入2年目の部会員のほ場(豊田市亀首町)に訪れました。生育状況を確認し、芽かき作業のポイントを中心に実践的に指導。部会員の質問を1つ1つ解決していき、今やるべきことと今後の栽培で気を付けることを助言しました。同農業改良普及課の原良将技師は「思った以上に生育は順調です。ここ最近の気温は高すぎず、降雨も適度にあり、この天気が続けば期待できます」と話していました。
 同部会は43人の農家が6.5ヘクタールで品種「桝井ドーフィン」「サマーレッド」を栽培。昨年は68トンを出荷し、今年も同量を目指します。次回の栽培指導会では6月初旬の誘引作業、その後2回の巡回を経て、8月のお盆前に出荷が始まる予定です。

写真=栽培方法を熱心に聞く部会員