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地元特産品の桃を知って/若手農家が地元小学生に栽培指導

2021.05.10

 桃の産地、豊田市猿投地域にある同市立加納小学校は、地元の特産品「桃」の栽培を授業に取り入れています。管理から収穫までの農作業をJAあいち豊田桃部会が協力。今年は同部会の大澤真澄さん(31)が講師を担当します。同校の校庭には、3年生が管理する「白鳳」2本と「日川白鳳」2本の桃の木があり、4月の開花後、実をつけた桃は、大澤さんが適宜、防除などを行い、順調に生育しています。
 5月10日は、適正な着果量に実を間引く摘果作業の日。大澤さんが同校を訪ね、3年生の児童38人と一緒に作業しました。児童らは、残す実の選び方の説明を受け、作業を開始。実の形や大きさを見ながら、下向きに着いた実を2つ選び、ほかの実を摘果していきました。児童の1人は「たくさん実がついていて摘果する農家の人は大変だと思いました。しっかり作業しておいしい桃にしたいです」と話していました。また、大澤さんは「子どもたちに、地域の特産物を知ってもらういい機会。授業を通じて農業の大切さを伝えたいです」と話していました。今後は、袋掛けの作業を行ったのち7月に収穫する予定です。

写真=大澤さんの指導を受けながら桃の摘果をする児童ら