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雨天時の作業を快適に/レインジャケットにJAが助成

2021.05.17

 JAあいち豊田は、農作業労働力軽減対策事業としてフィールドレインジャケットの購入者へJA独自の助成を行っています。この服は耐久性・透湿性に優れ、雨天時・農薬散布時の作業負荷や農作業事故の軽減が期待できます。また、農作業の効率化により生産性を高め、農家所得の増大も目指したい考えです。4月1日から注文の受け付けを始め、5月17日時点で目標140着のところ約8割に当たる116着の反響があっりました。
 農業は天候に関係なく、屋外での作業を求められる場面が多く、雨天時・農薬散布時には雨具が必要です。しかし、雨具を着用しながらの作業は通常の作業と比べ、動きづらく、身体への負担も増えます。動作が制限されることで、安全性が保たれないなど、農家の声が多くあり、対策を検討しました。JA職員がさまざまな商品と比較し、機能性が高く、耐久性に優れた「モンベル社製フィールドレインジャケット」を導入することを決定。同商品が高額で農家の負担になることから助成をします。
 助成対象はJA管内で農業を営む組合員とその家族または農業組織団体で、管内の農地で資材を使用できることが条件。1世帯につき最大3万円または資材費の半額のいずれか低い金額を助成する。団体は1組織につき10万円または資材費の半額のいずれか低い金額を助成する。対象期間は4月1日から7月30日まで。数量限定で、在庫がなくなり次第終了します。
 申請を受け付けるJA営農部営農資材課の乗松仁一課長は「この助成を活用し、少しでも快適に作業を行ってほしいです。、農家の作業負荷を減らすことにより、作業の効率化を図り、農家の所得向上にも期待したい」と話していました。

写真=フィールドレインジャケットを紹介するJA職員