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今が旬のらっきょう/希少な土付きが人気

2021.05.17

 豊田市畝部西町にあるJAあいち豊田グリーンセンターうねべ店で、土付きらっきょうが店頭に並び、地元産で新鮮だと来店者の人気を集めています。土付きのものは5月中旬から6月上旬の約1ヵ月ほどしかなく、午前中で売り切れるほど好評です。
 下処理し加工したものなどは、スーパーなどで1年を通じて購入することができますが、土付きのらっきょうはこの時期にしか手に入りません。薄皮などがそのままの状態で販売されているため、実がふっくらとし、シャキシャキ感が強く感じられます。また、洗いらっきょうは傷みが早く冷蔵保存が必要だが、土付きらっきょうは常温で保管でき鮮度が高いのが特徴です。この時期だけの味覚として根強い人気があります。家庭で好みの味付けに漬けたり、生の食感を楽しみたい消費者に好評で、時期近くになると「土付きのらっきょうはいつごろでるのか」と問い合わせが多くあります。
 同店にはJA管内から5人の農家が土付きらっきょうを出荷。多い時でも1人10袋ほどしか持ち込みがなく希少です。来店者は「地元の土付きのらっきょうは、食感がよくおいしい。この時期は毎年楽しみにしている」と話していました。

写真=土付きらっきょうを手に取る来店者