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小麦の収穫開始/気温高く生育順調

2021.05.25

 JAあいち豊田管内で5月25日、小麦「きぬあかり」の収穫作業が始まりました。今年産は、春先に気温が高く生育は順調。4月中旬からは平年並みの気温に落ち着いたため、昨年と同様の収穫開始となりました。
 JA管内南部は平坦地が広がり、農事組合法人を中心に小麦の栽培が盛んな地域。あわせて約920ヘクタールで小麦「きぬあかり」と「ゆめあかり」を栽培しています。「きぬあかり」は収量性が高く病気や湿害に比較的強いことが特徴で、JA管内では栽培面積の約85%を占める主力品種。また、パンや中華麺への加工に向く、小麦「ゆめあかり」も年々栽培面積が広がり、今年産は約150ヘクタールで栽培しています。
 豊田市高岡地区の農業生産法人株式会社中甲は同日から小麦の収穫を始め、同市前林町にある同JA前林カントリーエレベーターに持ち込みました。順次、管内各地で刈り取り作業が始まり、6月上旬まで続く予定です。収穫された小麦はJAのカントリーエレベーターで乾燥調製され、7月上旬に検査して出荷されます。JAは昨年、約3487トンの小麦を出荷。今年も同様の出荷量を見込んでいます。

写真=大型機械で麦刈りをする農業生産法人株式会社中甲