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地元農産物を子どもたちへ/バレイショ目ぞろえ会

2021.05.27

 豊田市の学校給食を中心にバレイショを栽培するJAあいち豊田馬鈴薯部会は5月27日、豊田市四郷町にあるJA選果場でバレイショの目ぞろえ会を開きました。部会員をはじめJA職員や市場関係者、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員など合わせて18人が参加しました。今年は春先の温暖な気候で順調に生育し、さらに4月中旬からの降雨を受け、生育がさらに進み、例年より2週間ほど早い目ぞろえ会となりました。
 この日は、部会員が持ち込んだバレイショをサンプルに出荷規格を説明。学校給食に出荷する規格は1玉100㌘~260㌘。それ以外は地元市場へ出荷します。安全安心を最優先するため、出荷されたバレイショをJA職員が検査し、数日間置くことで品質を確認しています。同部会の土屋誠一部会長は「豊田のバレイショはおいしいと評価してもらえるよう、部会全体でしっかりと規格を守り、安心安全で高品質なものを出荷してほしい」と部会員に呼びかけました。
 同部会は、猿投地域・小原地域・足助地域の農家14人が所属し、あわせて47アールでバレイショ「男爵薯」「キタアカリ」を栽培しています。今年は6月上旬から出荷を開始する予定で、昨年より0.5トン上回る4トンの出荷を目指しています。。JAは行政とともに地産地消を推進し、主に学校給食へ出荷することで、次代を担う子どもたちに新鮮で安全な地元農産物を供給する取り組みに力を入れています。

写真=出荷規格を確認する部会員ら