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地域を担う新規就農者に支援を/模擬経営ハウス起工式

2021.06.03

 JAあいち豊田は、施設園芸栽培の生産者を育成する「みよし施設園芸支援センターMGMI~恵み~」の修了生が農業経営を体験できる「模擬経営ハウス」を建設します。新規就農者育成にも力を入れ、農業で生計維持が可能な人材を育成するとともに、持続的な農業ができる就農支援体制の構築を目指します。6月3日、同ハウスの建設地(みよし市明知町)で起工式を行い、JA役員、同市職員、建設関係者ら21人が出席しました。2021年9月に竣工し、10月から運用を始める予定です。
 JAは2019年から、MGMIの運用を開始。2年間の研修後に就農しますが、投資や収入面などの経営に関する不安があることから、安心して就農できる環境整備が大切だと考え、JAが主体となり行政と協力して同ハウスを整備します。
 模擬経営ハウスではナスの栽培や収穫、出荷や販売に係わる作業など一連の流れをすべて実践。また、栽培に関する作業データの収集と記録を行い、JAと共有することで経営状況を把握しサポートします。模擬経営を終了後はJA管内で地域農業の担い手としての役目を担います。JAの石川尚人組合長は「1人でも多く地域の農業を担う就農者を育てるため、施設を活用し農業経営の要となる場所にしたい」と話していました。

写真=地鎮行事をする石川組合長