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良質な苗づくりを丁寧に指導/巡回でイチゴ苗を確認

2021.06.03

 JAあいち豊田いちご部会は6月3日・4日の2日間、ほ場巡回指導を開き同JA営農指導員らが同部会員のハウス14カ所を巡回しました。イチゴ苗の生育や病害虫の発生状況などを確認。周期的に寒暖の変化が大きいことや日照時間が少ないことから生育が心配されましたが、大きな被害はなく順調です。
 6月3日は、JA営農指導員と愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員が8カ所を巡回しました。イチゴの親株から伸びたランナーを別のポットに植え替える芽挿し作業の前に、苗質を中心にランナーの出具合や、病害虫の有無などを確認。部会員への聞き取りをしながら30分ほどかけて丁寧に確認し指導しました。同農業改良普及課の鈴木暁生主任専門員は「今後、ハダニや炭そ病の発生が心配されます。親株やランナーなどの様子をこまめに確認し、早期発見早期防除に努めてほしい」と呼びかけました。
 同部会は、16戸の農家が約240㌃でイチゴ「章姫」「紅ほっぺ」「ゆめのか」「とちおとめ」を栽培。今年度は約87㌧を「とよたのいちご」として共同出荷する予定です。

写真=部会員の話を聞きながら生育を確認するJA職員ら