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とよたの桃出荷開始/桃「ちよひめ」目ぞろえ会

2021.06.11

 JAあいち豊田桃部会は6月11日、豊田市上原町にあるJA選果場で桃の早生品種「ちよひめ」の目ぞろえ会を開きました。今年は春先に暖かい日が続いたため、昨年より4日早い目ぞろえ会となりました。早い梅雨入りでしたが、天候が回復し十分な日照が確保されたことから糖度も着色も良く品質は良好です。
 この日は、部会員をはじめ、JA職員や市場関係者、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員など合わせて23人が参加。市場関係者が他産地や果実の出荷状況を説明後、部会員が持ち込んだ桃「ちよひめ」をサンプルに熟度や形状などの出荷規格を確認しました。
 選果場に集められた「ちよひめ」は傷がないかなどを人の手で直接確認。光センサーを使い糖度などを調べ、大きさごとに箱に入れ、1200ケース(約5キログラム入り)を出荷する予定です。同部会の森敏康部会長は「1年かけて大切に育てた桃を、地域内外多くの人に味わってもらいたい」と話していました。
 同部会は47戸の農家が50.6ヘクタールで9品種の桃を栽培。今年は各品種合わせて440トンの出荷を予定しています。名古屋市・豊田市・岡崎市・静岡県浜松市などの市場に出荷します。今回の「ちよひめ」を皮切りに、7月の中心品種「白鳳」を経て9月の「ゴールデンピーチ」などの晩生品種が終わる9月中旬まで出荷作業が続く予定です。

写真=出荷規格を確認する部会員ら