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定植後の生育順調/加工用トマトほ場巡回

2021.06.15
 JAあいち豊田は6月15日、ケチャップなどに使う加工用トマトの畑を巡回しました。JAでは4月から7月まで毎月巡回し、今回で3回目。愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員とJA職員ら合わせて4人が生育状況を確認しながら、追肥や肥大管理など今後の栽培を指導しました。
 この日は、生産者のほ場を8カ所巡回。3月下旬から4月下旬にかけて定植した加工用トマトの生育や病害虫の発生状況などを調べました。適度な雨量と十分な日照があり、生育は概ね順調です。今後、病害虫の発生が見込まれるため、天候を見ながら適切な防除を呼びかけました。同農業改良普及課の森本杏子主任は「収量を十分に確保するため、こまめにほ場に足を運び、病害虫の早期発見防除につとめてほしい」と話していました。
 加工用トマトは、支柱を使わず露地栽培が可能でコンテナを借りて出荷できる野菜。初期投資が比較的少ないことから、JAでは約10年前から組合員に栽培を呼びかけています。名古屋市に本社があるコーミ株式会社と契約しているため、経営も安定し易いというメリットがあります。初心者でも作りやすいことも特長で今年度は3人が新規栽培を始めました。
今後は6月23日の出荷目ぞろえ会を経て、6月末から出荷を始める予定です。今年は13人の生産者が合わせて55.7アールで4,139本の加工用トマトを栽培し、15トンの出荷を目指しています。
写真=加工用トマトの生育状況を確認する生産者ら