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とよたの桃「日川白鳳」目ぞろえ会/JAあいち豊田桃部会

2021.06.18

 JAあいち豊田桃部会は6月18日、豊田市上原町にあるJA猿投選果場で桃の早生品種の主力品種「日川白鳳」の目ぞろえ会を開きました。今年は梅雨入りが早い年でしたが、天候が回復。十分な日照が確保され、朝晩の寒暖差も十分にあったことから糖度も着色も良く品質は良好です。
 この日は、部会員をはじめ、JA職員や市場関係者、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員など合わせて約60人が参加。市場関係者が他産地や果実の出荷状況を説明後、部会員が持ち込んだ桃「日川白鳳」をサンプルに熟度や形状などの出荷規格を確認しました。
 選果場に集められた「日川白鳳」は傷がないかなどを人の手で直接確認した後、光センサーを使い糖度などを調べます。大きさごとに箱詰めし、1万7000ケース(約5キログラム入り)を出荷する予定です。同部会の森敏康部会長は「食べたときに笑みがこぼれるいい桃を出荷してほしい」と部会員に呼びかけました。
 同部会は47戸の農家が50.6ヘクタールで9品種の桃を栽培。今年は各品種合わせて440トンの出荷を予定。名古屋市・豊田市・岡崎市・静岡県浜松市などの市場に出荷します。7月の中心品種「白鳳」を経て9月の「ゴールデンピーチ」などの晩生品種が終わる9月中旬まで出荷作業が続く予定です。

写真=出荷規格を確認する部会員ら