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桃「日川白鳳」出荷始まる/JAあいち豊田桃部会

2021.06.21

 県下有数の桃の生産量を誇る豊田市猿投地域で、早生の主力品種「日川白鳳」の収穫が始まりました。今年は春先の気温が高く、生育が進んだことで昨年より5日早い6月19日から収穫開始。糖度や着色など品質のよい桃に仕上がっています。
 同21日は、JAあいち豊田桃部会の森敏康部会長の畑で桃「日川白鳳」の収穫が行われ、玉の大きさや形、着色などを一つずつ確認しながら丁寧に作業しました。収穫された桃はJA選果場に運ばれ、傷などの有無を従業員が確認。その後、光センサーを使い大きさや糖度、熟度などで選果します。桃「日川白鳳」は、一週間で1万7000箱(1箱5キログラム入り)出荷する予定です。同部会の森部会長は「生産者が手塩にかけて育てた桃を多くの消費者の人に喜んで手に取ってもらえたら嬉しい」と話しいました。
 同部会は47戸の農家が53.4ヘクタールで9品種の桃を栽培。今年は各品種合わせて440トンの出荷を予定しています。豊田市をはじめ、名古屋市や岡崎市、静岡県浜松市などの市場に「とよたの桃」として出荷。7月の主力品種「白鳳」を経て、「ゴールデンピーチ」などの晩生品種が終わる9月中旬まで出荷作業が続く予定です。

写真=桃「日川白鳳」を丁寧に収穫する森部会長