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子ども食堂14カ所に新茶届ける/豊田市茶業組合

2021.06.21

 豊田市茶業組合は、豊田市内の子ども食堂合わせて14カ所に新茶を贈呈しました。6月21日は、同組合の石川龍樹副組合長が同市豊栄町で開く子ども食堂「あそびとくらしとまなびの家 ちゃぽっと」を訪ね、新茶を手渡しました。
 同組合では優良な茶を製造するため、製茶が本格稼働する前に茶を試作し関係者で品質を確認します。今年の試作では、例年になく良いものができたため、ボランティア団体へ提供することを検討。豊田市社会福祉協議会に相談し、市内のこども食堂に贈ることを決めました。試飲する以外の試作した茶は、肥料として茶畑に入れるため、食品ロス対策にもなると考えました。
 石川副組合長は「試作品としては例年にない良い茶ができた。地域のために活動する子ども食堂で使ってもらえてありがたい」と話していました。また、同子ども食堂代表の杉山佐由紀さんは「食事やおやつの時に、必ず茶をだしています。地元産の茶はおいしいと好評で、新茶の提供に感謝しています」と話していました。
 同市は、全国・関西・県の品評会で優秀な成績を上げる優良な茶の産地で、同市豊栄町・住吉町・吉原町などの22戸の農家が同組合に加入しています。抹茶の原料になる「てん茶」や「かぶせ茶」を栽培しています。

写真=子ども食堂に新茶を手渡す石川副組合長(中)