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主力品種の桃「白鳳」出荷始まる/JAあいち豊田桃部会

2021.07.02

 JAあいち豊田桃部会は7月2日、豊田市上原町にあるJA選果場で桃の主力品種「白鳳」の目ぞろえ会を開きました。「白鳳」は同部会員のほとんどが栽培する品種。今年は早い梅雨入りでしたが、天候が回復し十分な日照が確保され、朝晩の寒暖差も十分にあったことから糖度も着色も良く品質は良好です。7月5日から出荷を始めます。
 この日は同部会員はじめ、JA職員や市場関係者、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課などが参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、同部会員が持ち込んだ桃「白鳳」をサンプルに熟度や形状などの出荷規格を確認しました。
 選果場に集められた「白鳳」は傷がないかなど、人の手で直接確認した後、光センサーを使い糖度などを調べ、大きさごとに箱に入れ、25000ケース(約5キログラム入り)出荷する予定です。同部会の森敏康部会長は「今後はますます桃への需要が高まる時期になる。消費者に喜んでもらえるよう、しっかりと目をそろえて出荷していきたい」と部会員に呼びかけました。
 同部会は47戸の農家が53.4ヘクタールで9品種の桃を栽培しています。今年は各品種合わせて440トンの出荷を予定。名古屋市・豊田市・岡崎市・静岡県浜松市などの市場に出荷します。9月の「ゴールデンピーチ」などの晩生品種が終わる9月中旬まで出荷作業が続く予定です。

写真=出荷規格を確認する部会員ら