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品質の高いイチジクに期待/イチジクほ場巡回

2021.07.06

 JAあいち豊田いちじく部会は、出荷前のこの時期に生育状況の最終確認をすることを目的に7月5日から14日までほ場巡回指導会を開きました。JA営農指導員と愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員が部会員全員のほ場を順次巡り、部会員立会いで様子を見ながら個々にあった指導を行いました。今年は、雨などの天候による目立った被害はなく、生育は順調です。
 7月6日は、みよし市にほ場を持つ4人のイチジク農家を巡回しました。全体の生育状況を調査し、ほ場ごとに病害虫の有無や管理方法なども確認。試しに割ったイチジクの中身の状態はよく、全体的にカミキリムシなどの被害も少なく、8月の出荷開始に向けて順調に生育しています。農業改良普及課の原良将技師は「出荷まで1カ月ほどだが、雨が続き、作業の遅れが心配されます。天候をよく見ながら適宜、必要な作業を必ず行ってほしい」と部会員に呼びかけました。
 同部会は豊田市・みよし市の合わせて43人の農家が6.5ヘクタールで品種「桝井ドーフィン」「サマーレッド」を栽培。昨年は68トンを出荷し、今年は8月の上旬から同量の出荷を見込んでいます。

写真=生育状況を確認する部会員ら