ニューストピックス

農作業の労働力軽減を/営農渉外が聞き取り調査を実施

2021.07.08

 JAあいち豊田営農部営農資材課は、農作業の労働力軽減のため農家へアシストスーツなどの普及を検討しています。普及にあたり農家へのアンケートや体験用アシストスーツを貸し出し、意向を調査しています。また、営農資材を取り扱う営農渉外が実際にスイカ畑でアシストスーツを着用し栽培や収穫に必要な動作を試し、効果の高いアシスト資材を選定します。
 アシストスーツとは、装着することで動作や姿勢を補助するもののこと。同課は、スイカやハクサイなどの重量野菜を栽培する農家を中心に「どのような作業が体に負担を感じるか」「体のどこをサポートする道具が必要か」など聞き取り調査を行いました。スイカ農家の1人からは「農業には他の産業にない独特な動きがあり、作業の妨げにならずに負担を軽減できるものを求めています。JAのネットワークを活用し使い勝手の良い商品を提案してほしい」と話していました。
 アンケートの結果では約6割の農家がアシストスーツに興味を示しました。また、さらに装着が簡単なサポータータイプの要望や、栽培する品目によっては腰以外の部分をサポートするものが必要などの意見が出されました。今後、農家からの聞き取り意見をもとに複数のアシスト資材を選定していきます。営農資材課の水野裕己主幹は「実際に自分で体験し、農家にとってベストなアシスト資材を提供していきたい」と話していました。

写真=農家に説明をするJA職員