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出荷ピークの盆に向けて生育状況を確認/小菊巡回指導会

2021.07.09

 豊田市稲武地区で花木を栽培する稲武高原花き部会は7月9日、小菊を育てる部会員のほ場巡回指導会を行いました。部会員をはじめJAあいち豊田職員、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員などが参加。今年は度重なる天候不順や、ほ場の環境要因などで芽焼けや伸び具合に少し影響が出ましたが、大きな被害はなく順調です。
 この日は、露地栽培の小菊の出荷がピークを迎える8月盆に向けて、生育状況や病害虫の発生などを確認。部会員と愛知県農業総合試験場が育てるほ場を含む7カ所を巡回しました。各ほ場では、施肥量や消毒の状況などを聞き取りながら小菊の生育を見て回りました。また、巡回に参加した部会員同士で情報交換をしました。JA稲武営農センターの上田玲治センター長は「全体的に問題なくおおむね良好に育っています。8月盆の出荷に向けて引き続き丁寧な作業を続けてほしい」と話していました。
 同市稲武地区は標高500メートルに位置し、昼夜の気温差が大きいため小菊の色は鮮やか。日持ちが良いと人気があり、稲武高原のブランドとして定着しています。部会は10人の部会員のうち7人が約120アールで小菊を栽培。今年は、6月22日から出荷が始まり、昨年の出荷量4100ケース(1ケース100本)を上回る4500ケースを目指します。

写真=小菊の生育状況を確認する部会員