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デラウェア出荷始まる/甘さと酸味、着色も良好

2021.07.13

 JAあいち豊田ぶどう部会は7月15日から露地栽培のブドウ「デラウェア」の出荷を始めます。今年は、3月下旬から4月上旬に暖かい日が続き、生育は例年より前進。梅雨入り後に生育は落ち着きましたが、昨年より3日ほど早い収穫開始となりました。同月12日の目ぞろえ会では、糖度が20度を超えるものもあり、着色も良好なブドウに仕上がっています。
 豊田市堤本町にある酒井隆充さんの畑でも収穫作業が始まりました。収穫したデラウェアは、選別・箱詰め後にJA前林農産物集出荷場に持ち込まれ、主に豊田市場を通じて市内スーパーへ出荷されます。酒井さんは、「甘みたっぷりのおいしいブドウをたくさん食べてもらいたい」と話していました。デラウェアは、ほどよい甘さと上品な香りが特徴で、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層に好まれているブドウです。
 同部会は同市高岡地区と猿投地区で、17戸の農家が所属。あわせて5.59ヘクタールでブドウを栽培しています。デラウェアの収穫、出荷作業は7月下旬まで続き、その後8月上旬から巨峰の収穫がピークを迎え、8月下旬まで出荷が続く予定です。デラウェアと巨峰合わせて昨年と同量の約7.3トンの出荷を見込んでいます。

写真=ブドウ「デラウェア」を丁寧に収穫する酒井さん