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ナス栽培の現場を知って/食育で児童らに共有

2021.07.14

 JAあいち豊田なす部会は7月14日、豊田市で学校給食を提供する給食センターの依頼に応じ、なす部会員のほ場を見学する説明会を開きました。同市内の給食センターに勤務する栄養教諭5人が、栽培の様子や農家の想いを直接現場で聞くなど相互の理解を深めました。同市では学校給食に地元農産物を積極的に活用し、食育活動に力を入れています。
 同市では、児童らに食に関する情報を伝えるため、年に2回「給食ニュース」を配布しています。今回は地元農産物のナスを紹介するため、同市御幸町でナス「筑陽」を120本栽培する川上典男さんを訪問。ほ場の様子を見ながら、管理方法や品種の特徴、おすすめの食べ方、農家の生産にかける想いなど聞き取り「給食ニュース」で紹介します。栄養教諭の1人は「子どもたちに対して食材に感謝しながら食べてもらえるよう、どこでどんな人が野菜を育てているのか知ってもらい、農家の想いを伝えたい」と話していました。川上さんは「安全安心な栽培を意識し、心を込めて育てている。子どもたちにおいしく食べてもらえるとうれしい」と話していました。
 JAでは地産地消を推進するため、農家や生産部会に呼び掛け、学校給食への供給にも力を入れています。

写真=川上さんの話を熱心に聞く栄養教諭ら