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人気の黄桃「黄美娘」出荷始まる/JAあいち豊田桃部会

2021.07.16

 JAあいち豊田桃部会は7月16日、豊田市四郷町にある同JA選果場で黄桃「黄美娘」と桃「大和白桃」の目ぞろえ会を開きました。雨が降る日が続きましたが、順調に生育。今後梅雨が明けるにつれ日照が確保されることから品質の良い桃が期待されます。
 「黄美娘」は黄色の果肉で白桃とは異なり、濃厚な味ととろけるような食感が特徴。県内では黄桃を共選で出荷しているのはJA桃部会のみ。38戸の農家が栽培しています。「大和白桃」は大玉で、甘みと酸味のバランスが良い味わいが特徴。8戸の農家が栽培しています。
 この日は、部会員をはじめJA職員や市場関係者、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員などが参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち込んだ桃をサンプルに熟度や形状などの出荷規格を確認しました。森敏康部会長は「桃の出荷期間も半分が過ぎた。最後まで気を抜かず品質の高い桃を出荷してほしい」と話していました。
 同部会がある豊田市猿投地域は、県内有数の桃の産地。今年は6月19日から桃の出荷を始めています。47戸の農家が合わせて53.4ヘクタールで9品種の桃を栽培。「とよたの桃」として豊田市場をはじめ、名古屋や岡崎、浜松などの市場へ出荷されます。晩生品種「ゴールデンピーチ」など9月上旬まで順次出荷され、各品種合わせて440トンの出荷を予定しています。

写真=サンプルの桃で出荷基準を確認する部会員ら