ＪＡあいち豊田は７月１７日、豊田市松平志賀町にあるＪＡグリーンセンター松平店で朝採りトウモロコシの収穫体験を開いた。食農教育として農産物がどのようにして栽培・収穫されるのか実際に体験し、新鮮な地元産トウモロコシのおいしさを多くの人に知ってもらうことが目的です。店舗の一角にトウモロコシ畑が再現された珍しい光景に訪れる客の足は止まり、親子連れを中心に大盛況でした。
　体験には同市滝脇町の生産者、安藤源さんが育てた大きくて甘くジューシーさが特徴のトウモロコシ「ドルチェドリーム」を使用。安藤さんが早朝から茎ごと収穫したトウモロコシを店舗の一角に並べて畑を再現しました。１本２００円（税込）で１００本限定のトウモロコシ収穫体験には多くの子どもが参加。大人も物珍しさに収穫の体験を楽しみ、午前中で完売するほどの人気ぶりでした。そのほか、朝採りトウモロコシ２００本も販売し完売しました。
　収穫体験した子どもは「初めてトウモロコシをもぎ取りました。思ったよりも簡単に取れておもしろかった」と話していました。ＪＡ営農販売課の宇津野輝紀主幹は「店頭に並ぶ野菜の姿だけでなく、畑でどのように育っているのか知ってもらい、農業に少しでも興味を持ってもらえるとうれしい」と話していました。
　ＪＡは地産地消の推進と農家所得の向上を目指し、さまざまな方法で地元農産物をＰＲしています。今後も店舗事業などと協力し合いながら一丸となって同ＪＡ管内の農産物を販売していきます。

写真＝トウモロコシを収穫する子ども