ＪＡあいち豊田は７月２０日、ＪＡの直売所でも人気のスイートコーンの出荷を始めました。今年のスイートコーンは適度な雨量と温暖な気候に恵まれ、生育は順調。病害虫の大きな影響はなく、甘み十分で品質の良い出来となりました。ＪＡの中山間地から平坦地までの広域な地形と段階的な種まきで、長期間の出荷が可能。出荷は１０月上旬まで続く予定です。
　７月１９日は、豊田市西町にある同ＪＡ本店でスイートコーン出荷目揃会を開き、生産者や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員、ＪＡ職員など合わせて１４人が参加しました。この日は、生産者が持ち寄ったサンプルを使って、生育状況や出荷規格を確認。生産者からは、収穫時期の目安や調整などの質問があり、さらに理解度を深めました。同農業改良普及課の甲村瞭次技師は「収穫までの間はしっかりかん水をして、試し抜きで収穫時期を見極めて出荷してほしい」と話していました。
　スイートコーンは、小面積でも栽培ができ初期投資が比較的少ない品目。また、水田から転作が可能で連作障害も少ないことから、毎年秋に、次年作に向けた栽培者を募集しています。今年は１０人が「ゴールドラッシュ」と「おひさまコーン」を栽培。ＪＡ産直プラザやグリーンセンター、Ａコープなどで販売する予定です。

写真＝スイートコーンの出荷規格を確認する生産者ら