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充実のサポートで施設園芸の拡大目指す/JA豊田営農センター

2021.07.20

 JAあいち豊田豊田営農センターは、担当する地域で「リースハウス」を使用して施設園芸を行う農家を対象に栽培のサポートを行っています。7月20日は、JA職員5人がハウスを巡回し、栽培に関する聞き取りや土壌診断結果の説明、ハウスの設備確認を行いました。
 JAでは2016年からの10カ年の地域農業振興計画に園芸作物の多品目化や施設園芸の強化を盛り込んでおり、施設園芸振興に力を入れています。3年前にはビニールハウスを組合員にリース方式で貸し出す「リースハウス」事業を開始し、2年前にはハウス栽培の生産者を育成する施設園芸の研修所「みよし施設園芸支援センターMGMI(恵み)」を開講するなど、さまざまな取り組みを実施し普及を進めています。
 同営農センターの管轄内でハウス栽培を行う農家は8人。主にチンゲンサイ、ホウレンソウ、ネギなどで、JAが産地化を目指し推奨する品目を栽培しています。同営農センターでは施設園芸栽培者のサポートとして年に2回巡回を実施。JA営農指導課職員が栽培や土壌診断結果をもとにアドバイスし、営農資材課職員がハウスの安全性を確保するため、劣化や破損がないか確認します。同営農センターの池田頼紀主査は「施設園芸栽培は露地栽培とは異なる点が多くあるので、農家の栽培に関する悩み事や不安を少しでも解消できるよう努めたい」と話していました。同営農センターでは園芸品目の生産部会への呼びかけや個別での相談に応じ、ハウス栽培を推奨しています。

写真=農家の意見を聞き取りする営農職員ら