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みよしの梨「幸水」出荷始まる/みよし市果樹組合共撰梨部

2021.07.20

 みよし市果樹組合共撰梨部は7月20日、みよし市三好町にあるJAあいち豊田グリーンステーション三好で梨「幸水」の目ぞろえ会を開きました。「幸水」は同部員のほとんどが栽培する主力品種。酸味が少なく甘みがあり、果汁がたっぷりのシャリ感が楽しめます。今年は春先の天候に恵まれたことから受粉でき、着果がよく、生育時も適度な日照と雨量があったことから品質の良い梨が期待できます。同月26日から地元スーパーなどの店頭に並ぶ予定です。
 この日は、同部員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、同JA職員ら合わせて29人が参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部員が持ち寄ったサンプルの梨を手に取って着色度合いや糖度、熟度、出荷規格などを確認しました。同部の塚崎美詔部会長は「幸水は3週間ほど出荷が続きます。全期間通して、品質の高いおいしい梨を消費者に届けられるよう、タイミングを見極めて出荷してほしい」と部員に呼び掛けました。収穫された梨は、豊田市や名古屋市の市場へ「みよしの梨」として出荷され、同施設に併設する直売所でも販売します。

 同部は16人の農家が6.9ヘクタールの畑で「愛甘水」「あけみず」「幸水」「豊水」「あきづき」を栽培。今年は全品種合わせて110トンの出荷を見込んでいます。また、同市で栽培する果実の総称を「甘みよし」として、産地のブランド化にも力を入れています。

写真=梨の規格を確認する部員ら