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とよたの梨「幸水」目ぞろえ会/JA梨部会

2021.07.26

 JAあいち豊田梨部会は7月26日、同市四郷町にある同JA選果場で梨「幸水」の目ぞろえ会を開きました。「幸水」は部会員のほとんどが栽培する主力品種で約60トンの出荷を見込んでいます。今年は生育時に日照が十分に確保されたことから甘みが十分に乗った梨「幸水」が期待でき、同月29日から店頭に並ぶ予定です。
 この日は、同部会員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、同JA職員ら合わせて40人が参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち寄ったサンプルの梨を手に取って着色度合いや糖度、熟度、出荷規格などを確認しましたた。同部会の川上義喜部会長は「部会員が心を込めて育てた、とよたの梨を地域内外多くの人に味わってもらいたい」と話していました。
 同市は県内有数の梨の産地で、収穫した梨はJA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使い、「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。市場での評価も高く、同市や名古屋市の市場を中心に、岡崎市や浜松市にも出荷され、「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。
 同市猿投地区、上郷地区の生産者で組織される同部会は43人が所属し、合わせて27ヘクタールで8種類の梨を栽培。今年は昨年より30トン多い400トンの出荷を見込んでいます。今後は、「あきづき」、ジャンボ梨で有名な「愛宕」など12月中旬まで出荷が続く予定です。

写真=サンプルを見ながら規格を確認する部会員ら