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部会員の努力で順調に生育/ジネンジョほ場巡回

2021.08.03

 JAあいち豊田稲武自然薯部会は8月3日、ジネンジョの生育状況などを確認するほ場巡回を開きました。今年は長い梅雨で生育が心配されたものの、同部会員の排水対策や適宜防除により、被害もなく順調に生育しています。
 この日は、同部会員8人とJA職員、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員など合わせて12人が参加。共同ほ場など4カ所を回り、病害虫の有無やツルや葉などの生育状況を確認しました。同部会は可能な限り部会員全員でほ場を回り、情報や意見を出し合うことで部会全体の品質向上に努めています。同農業改良普及課の甲村瞭次技師は「今後、暑い日が続き、雨が少なくなると害虫の発生が心配されます。引き続き、ほ場の様子をよく観察し、適宜防除に努めてほしい」と話していました。
 今後は11月中旬に目ぞろえ会を開き出荷が始めます。同部会は、11人の部会員が22アールのほ場でジネンジョ「夢とろろ」を栽培。去年は共選で450キロを出荷し、今年も同量の出荷を見込んでいる。冬のお歳暮など、贈答品として人気が高く、JA広報誌や地域の回覧版、リピーターによる口コミ効果で毎年多くの注文を受けています。12月上旬には、地元の道の駅「どんぐりの里いなぶ」でジネンジョの直売も予定しています。

写真=意見を交換しながらほ場を巡回する部会員ら