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稲武の小菊/品評会で競う

2021.08.04

 JAあいち豊田稲武高原花き部会は8月4日、豊田市武節町にあるJA稲武営農センターで小菊品評会を開きました。白・黄・赤色の小菊合わせて20点が出品され、最高位のあいち豊田農業協同組合長賞には、同市小田木町の青木育生さんが栽培した白色小菊の品種「精しらいと」が輝きました。
 この品評会は、栽培技術の改善と品質の向上を目指し農家の経営安定につなげることを目的に、出荷最盛期を迎えるこの時期に開いています。
 審査は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課とJA職員ら4人が担当しました。出荷規格に準じてボリュームや病害虫の有無、フォーメーションなどを中心に審査し、合わせて7点の入賞を決めました。同農業改良普及課の田中義浩主任専門員は「今年は長引く梅雨で生育が心配されたましが、生産者の努力で高品質な小菊に仕上がっている」と評価しました。出品された小菊は同営農センターに1週間ほど展示され、生産拡大に向け農家に小菊栽培を呼びかける予定です。
 同部会は7人の農家が約120アールで小菊を栽培。約4500ケース(1ケース80~140本入)の出荷を見込んでいます。同部会がある地域は、標高が高く寒暖差があり夜温が低いため、小菊が色鮮やかで日持ちが良いのが特徴。市場からの評価も高い小菊です。

写真=つぼみの開き具合やボリュームなど見る審査員