ニューストピックス

出荷規格見直しで労働力軽減を/みよし市果樹組合

2021.08.17

 みよし市果樹組合共撰ぶどう部は、ブドウ「シャインマスカット」の出荷作業を簡素化し農家の労働力軽減を図るため、出荷規格を見直しました。これまでは600グラムと2キログラムの2つでしたが、5キログラムの荷受けを新たに受け付けます。「小型規格の場合、箱詰め作業で箱を組み立てる手間と数が多くなり作業に時間がかかる」との部員の声に、JAグリーンステーション三好が市場と打ち合わせし対応しました。
 7月27日に開いた目ぞろえ会では、出荷規格の変更を部員に周知。8月16日に5キロ箱が同ステーションに初めて出荷された。農家は「大型規格を取り入れたことで作業時間の短縮ができました。品質の高いブドウを出荷するための作業時間にあてたい」と話していました。JA三好営農センターの担当者は「みよし市では『甘みよし』のブランド名で出荷しています。品質の高いブランド名に沿った農産物を多く生産できるような環境づくりを今後も考えていきたい」と話していました。
 同部は13人のうち7人の農家が「シャインマスカット」を栽培。同市のブドウ栽培は、デラウェアや巨峰が中心で、シャインマスカットを共撰出荷するのは今年で2年目です。昨年は5人の農家が、約20アールで100キログラムを出荷し、市場からの評価も高く好評でした。今年は約50アールで600キログラムを見込んでいます。

写真=5キロ箱を確認する市場関係者と同JA職員