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ほどよい酸味が楽しめるおいしい梨/「豊水」目ぞろえ会

2021.08.20

 JAあいち豊田梨部会は8月20日、豊田市四郷町にある同JA選果場で梨「豊水」の目ぞろえ会を開きました。「豊水」は果汁が多くで、果肉が柔らかく甘さとほどよい酸味が特徴の人気品種。同部会員のうち37人が栽培し、今年は約45トンの出荷を見込んでいます。今年は、雨量があったため玉伸びも良く、甘みも十分にある梨に仕上がっています。同月21日から収穫を始めます。
 この日は、同部会員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JA職員らが参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち寄ったサンプルの梨を手に取って着色度合いや糖度、熟度、出荷規格などを確認しました。同部会の川上義喜部会長は「目ぞろえ会で学んだ内容をしっかりと生かし、品質の良い梨を出荷してほしい」と部会員に呼びかけました。
 同市は県内有数の梨の産地で、収穫した梨は同JA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使い、「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並ぶ。市場での評価も高く、同市や名古屋市の市場を中心に、岡崎市や浜松市にも出荷します。
 同市猿投地区、上郷地区の生産者で組織される同部会は43人が所属し、合わせて27ヘクタールで8種類の梨を栽培。今年は昨年より30トン多い400トンの出荷を見込んでいます。今後は「あきづき」やジャンボ梨で有名な「愛宕」など12月中旬まで出荷が続く予定です。

写真=出荷規格を確認する部会員ら