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イチゴ苗の栄養状態を確認/良質な苗づくりを指導

2021.08.23

 JAあいち豊田いちご部会は8月23日、ほ場巡回指導を開きJA営農指導員らが同部会員のハウスを巡回しました。9月上旬からの定植に向けてイチゴ苗の栄養診断を中心に実施。収量性のある苗を作るには苗の栄養状態の良さが欠かせないため、窒素濃度を調べ、良い苗づくりをするための個別の栽培指導を行いました。
 この日は、JA営農指導員と愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員が7カ所を巡回。苗の生育状況を確認しながら診断し、1カ所30分ほどかけて丁寧に巡回しました。26日にも6カ所を巡回します。農業改良普及課の鈴木暁生主任専門員は「今年は、8月中旬から天候が急変し、平均気温が3度も低い冷夏となっています。苗が弱くならないよう、追肥と摘葉を徹底して行ってほしい」と呼びかけました。
 同部会は、17戸の農家が約240アールで「紅ほっぺ」「章姫」「ゆめのか」「とちおとめ」の4品種を栽培。今年度は約80トンを「とよたのいちご」として出荷する予定です。

写真=葉・茎の状態を見る農業改良普及課職員