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今年も消費者に喜ばれる「春の七草」を/JAあいち豊田セリ・七草部会

2021.08.25

 JAあいち豊田セリ・七草部会は8月25日、豊田市松平志賀町にあるJA松平営農センターで春の七草の栽培研修会を開きました。9月から順次始まる栽培に向けて土づくりや今後の管理などを学びましだ。また、品質の高い七草を栽培するには、土の状態の良さが欠かせないことから毎年土壌診断を実施。結果をもとに個別指導を行いました。
 この日は、同部会員とJA営農職員、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員ら9人が参加。土壌診断結果の説明や、「セリ」「ナズナ」「オギョウ」「ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ」「スズシロ」の7品目それぞれのは種時期や今後の管理を確認し、病害虫の防除なども学びましだ。安藤源部会長は「今年も七草の栽培が始まります。産地をできる限り継続できるよう力を合わせて出荷していきたい」と部会員に呼びかけました。また、同農業改良普及課の鈴木暁生主任専門員は「今年は平年を上回る降水量のため、今後も大雨に備え排水対策などをしっかりと行うことが重要。は種計画をし、収穫量を確保してほしい」と話していました。   
 1年間の無病息災を祈って正月7日に食べる「春の七草」は同市松平地域の特産品。同部会5戸の農家が合わせて約1ヘクタールで栽培しています。ボリュームがあり7品目のバランスが良いと消費者からの人気が高く、昨年度は約27000パックを出荷した。今年は28000パックの出荷を目指します。


写真=資料をもとに栽培管理について学ぶ部会員ら