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大玉で糖度が高い人気梨「あきづき」収穫開始/みよし市果樹組合共撰梨部

2021.08.27

 みよし市果樹組合共撰梨部は8月26日、みよし市三好町にあるJAあいち豊田グリーンステーション三好で梨「あきづき」の目ぞろえ会を開きました。「あきづき」は大玉で糖度が高く酸味が少ない人気品種で、シャリシャリとした梨特有の食感が楽しめます。今年は天候が心配されたが、玉伸びも良くおいしい梨に仕上がっています。同月27日から収穫を始め、22500キロの出荷を予定しています。
 この日は、同部員をはじめ、市場関係者や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JA職員ら20人が参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部員が持ち寄ったサンプルの梨を手に取って着色度合いや糖度、熟度、出荷規格などを確認しました。同部の塚崎美詔部長は「みよしの梨の、今年最後の品種になる。目をそろえていいものを出荷してほしい」と部員に呼び掛けました。
 収穫された梨は、豊田市や名古屋市の市場へ「みよしの梨」として出荷され、同施設に併設する直売所でも販売します。同部は15人の農家が6.9ヘクタールの畑で「愛甘水」「あけみず」「幸水」「豊水」「あきづき」を栽培。今年はこれまでに全品種合わせて1万4429ケース(1ケース約5キロ)を出荷しました。また、同市で栽培する果実の総称を「甘みよし」として、産地のブランド化にも力を入れています。

写真=梨の規格を確認する参加者ら