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長期出荷で農家所得の向上を目指す/JAなす部会

2021.08.30

 JAあいち豊田なす部会は、6月上旬から10月末ごろまでの長期出荷ができるよう、ほ場巡回を行い栽培管理を指導しています。今年は長雨と日照不足、低温などの影響から、草勢低下や病害虫などの発生が見受けられましたが、ここ数日の天候回復により状態も安定しています。8月30日は、みよし市内でナスを栽培する部会員を対象にほ場巡回を行いました。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JAの営農指導員らが同市莇生町のほ場を訪れ、病害虫の有無や生育状況などを確認。長期出荷と収穫量を増やすことで農家所得の向上を目指すために、草勢の維持とかん水や追肥などを的確に行うことをアドバイスしました。同農業改良普及課の森本杏子主任は「引き続きほ場の様子をよく観察し、早期発見と早期防除に努め、品質の高いナスを出荷してほしい」と話していました。
 同部会は48人が所属し、合わせて2.7ヘクタールでナスを栽培しています。出荷するナス「筑陽」は、ボリュームがあり消費者や市場からも好評です。今年は150トンを10月下旬まで出荷する予定です。

写真=ほ場の様子を観察し、アドバイスを受ける部会員