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安全・安心の農産物を出荷するために/産直部会員へ農薬の巡回指導

2021.09.03

 JAあいち豊田は、安全・安心な農産物の提供につながる活動として、JA産直施設に農産物を出荷する産直部会員を対象に農薬使用にかかる指導巡回を行っています。栽培講習会などで農薬の使用や保管方法を学ぶ機会を設けていますが、農薬による事故が懸念されることから、JA職員が農家を直接訪問して現状を把握しながら周知を図り、事故を未然に防ぐことが目的です。
 指導巡回の対象は、農薬事故につながりやすい品目である野菜を栽培・出荷し、産直施設での販売金額と農薬使用種類が多い農家を、栽培日誌等を参考に抽出しました。初日の9月1日は、6戸を訪問。農薬の希釈倍数計算の理解や農薬使用時に注意していることを聞き取りし、農薬保管庫の施錠の有無も確認しました。今後、抽出した20戸の農家を順次訪問して確認します。JA営農指導課山岡勝宏課長補佐は「農薬事故がひとたび起こってしまうと、消費者の健康や生産地の信用問題につながる。今一度しっかりと農薬に関する理解を深めてほしい」と話していました。
 JAでは、適正に農薬を使うことで安全・安心な農産物を出荷できるよう産直部会員向けの研修会を実施。今後も、研修会などで農薬に関する理解を深めてもらうとともに、農薬理解度チェックなども行っていく予定です。

写真=農薬保管庫を確認しながら農家に聞き取りをするJA職員