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故人の布団をお経と雅楽で供養/布団供養祭

2021.09.13

 JAあいち豊田の子会社で葬祭事業を行う株式会社JAあいち豊田サービスは9月13日、豊田市上郷町のやすらぎホール上郷で布団供養祭を行い、同社の石川尚人社長はじめ役員、社員が参加しました。
 これは、処分に困った故人の布団を供養しようと始めたもので、年に2回行い、今年で4年目。同社で葬儀を行った組合員を対象とし、依頼があれば自宅まで布団を取りに行くサービスもしています。今年から新たに、祭壇の両端に籠盛をそなえました。そのうち1つは、地域の農産物を使った加工品を使用した籠盛で、地域農業の貢献も目指しています。この日は、40件54組の布団が祭壇の周りを埋め尽くしました。同市広美町にある真宗大谷派の聞名寺の住職がお経を唱える中、参加者が焼香し丁寧に供養。また、楽人の雅楽を取り入れることで荘厳な供養祭を演出しました。
 同社の今泉康司副センター長は「新しいことを取り入れつつ、今後も引き続き利用者に寄り添ったサービスを続けていきたい」と話していました。

写真=故人の布団を供養する住職と焼香する石川社長