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農福連携を知って/梨をイメージした作品を本店に展示

2021.09.15

 社会福祉法人豊田市育成会の利用者の描いた梨をイメージして作成した作品82点が、豊田市西町にあるJA本店エントランスに展示され、色鮮やかな素敵な作品が来店者の目を楽しませています。
 これはJA梨部会の農福連携の一環で展示しているもの。部会では、同法人を通じて障がい者の方に授粉作業を依頼し、昨年は同市南部の福受地区にある梨畑で作業を行いました。今年も継続的に活動を行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染防止の観点から中止。しかし、この活動を広く知ってもらうため、同会の利用者らに絵画の制作を依頼し、JAに展示しました。今回が初めての試みで、展示は9月末までを予定しています。来店者の1人は「農福連携されていることを初めて知る機会になった。個性豊かな作品がたくさん描かれていて、見ていてとても面白い」と話していました。
 果樹栽培は、収穫など手作業中心のものが多く、現状では機械による省力化が限られているため、援農支援の確保が課題のひとつ。また、農家の高齢化や労働力不足なども今後の課題となっています。同部会は、農福連携に大いに期待を寄せ、社会福祉と農家の労働力軽減のため、コロナ禍の状況を見ながら、農作業の依頼を再開する予定です。


写真=作品を楽しむ来店者